おせち料理と縁起物食材の由来とは?
…お雑煮やお屠蘇の由来も紹介

おせち料理と縁起物食材の由来とは?<br />…お雑煮やお屠蘇の由来も紹介

色々な食材が使われているおせち料理。お正月の楽しみの一つであると同時に、世の奥様・お母様方の頭を悩ませる存在でもあります。お店で販売されているフルセットは40種類近く入っていると言われていますが、家計のことも考えると作れるところは作りたいという方も多いのではないでしょうか。

なので今回は、おせち料理に使われる縁起物の定番と思われるものをピックアップしてご紹介させていただきます。それぞれの縁起物としての意味を知ると、作る・揃えるのも楽しくなりますよ。運気アップを狙っている方もぜひ。

おせち料理に使われる料理・食材と意味

おせち料理はかなり多くの種類があります。歴史としても武家時代の名残であるものから、昭和になってから縁起がよいと考えられ加えられたものまで様々。全部揃えようと思うと置くスペース・手間・予算・お腹具合と色々な問題がありますし、多分個人では難しいと思います。自作する場合は、家族の好み+自分の希望に合わせものを重点的に作ってみてください。

おせち料理の由来や種類・詰め方はこちら>>

祝い肴三種(三つ肴)

黒豆

関東・関西を問わず祝い肴三種の一つとして使われる黒豆の煮物。黒豆がお正月にたべるおせち料理に使われるようになった理由は、厄除け・長寿(健康)と2つの意味合いから。近代では黒色はあまり良い意味でとられないことが多いですが、古く黒は“邪気”を払うことで災いや病気から身を守ってくれる色と考えられていました。また黒は私達の髪の色でもあるため、白髪にならない=老いないことにも見立てられます。

加えて豆という音が「まめ」に通じることからも、元気でしっかりと働くという願いに繋がります。「まめ」という言葉は筆まめとかマメな人という言い方に使われるように面倒臭がらずよく働く・細かいところまで十分気を配るという意味のほか、体が丈夫であるという意味もあります。黒豆は丸い形が太陽・黒い色が日焼けを連想させることと合わせて「日焼けするほどよく働く(元気である)」という祈願になるのだとか。ふっくらツヤツヤに煮ることが多いですが、地域によってはシワができるように煮ることで「シワができるまで長生きできますように」という願いを込めるところもありますよ。

数の子

黒豆と同じく、関東・関西を問わず祝い肴三種の一つとして使われる数の子。地域にもよりますが、逆の言い方をすると一年に一回、お正月にしか食べないという方も珍しくないのではないでしょうか。数の子がお正月に食べるおせちの定番とされているのは、小さな卵がみっちりと詰まっている様子から「子孫繁栄」を意味する縁起物であると考えられたためです。また黄色から金運アップをサポートしてくれるという説もありますよ。

ちなみに数の子はニシン(鰊)の卵。ニシンは“春告げ魚”とも呼ばれるように、雪どけ頃に産卵のために北海道沿岸などに現れる魚。お正月の定番となっていますが、現在のお正月時期が旬という訳ではありません。このためお正月に流通するのは冷凍や塩漬け・カナダなどの輸入品が主となっています。現在(新暦)のお正月のタイミングとはズレますが、かつては“春告げ魚”が登場することで迎春気分も味わえていたのかもしれませんね。

田作り(ごまめ)

関東では祝い肴三種の一つとして使われることの多い田作り。カタクチイワシの幼魚を甘辛く飴煮にした、佃煮のようなものを指します。昔イワシが豊漁だった際に、余ったイワシを肥料として使った田んぼが豊作になったという逸話から使われるようになりました。五穀豊穣・豊作祈願ですね。

原料であるカタクチイワシを乾燥させたもの・料理名共に「五万米」の文字を当ててゴマメとも呼ばれています。ゴマメという音が「まめ」に通じることからも、黒豆同様に長寿祈願になるとも言われていますよ。元気にしっかり働いて豊作になる、と良いこと尽くしの料理ですね。

たたきごぼう

関西では田作りではなく、祝い肴三種の一つとして使われることの多い存在。おせちにゴボウが使われるようになった理由としてはいくつか考えられていますが、ごぼうは地中深くまで真っ直ぐに根を張るため家が堅牢になる・安泰に暮らすことに通じるというのが一つ目。形状から年越しそばの蕎麦と同じく、細く長く幸せが続きますようにという意味にも通じます。また料理法としてもゴボウを叩いて割る=開運に繋がるとも言われていますよ。

おせち・口取り肴のイメージ

口取り

かまぼこ(紅白蒲鉾)

お正月に限らず、おめでたいシーンにはかなりの頻度で登場する紅白のかまぼこ。半円状の形が「日の出」を象徴するため、新年を祝うにも相応しい食べ物とされています。古くは年神様は日の出とともに降りてくると考えられていましたから、年神様のお力を頂こうという意味合いがあったのではないかという説もあります。加えて日本ではおめでたい時に紅白を使いますが、これは赤色は魔除け・白色は浄化や神聖さに通じるという思想が起原とされています。お日様の形をしていて、紅白の色合いをしているかまぼこは「めでたい」尽くしの食べ物というわけですね。

栗きんとん・金柑

栗きんとんは武士が縁起物として愛した「勝栗」が起原とされています。それを食べやすくしたものですね。きんとんは漢字で「金団子」と書くこと、金柑(キンカン)は音が「金冠」に通じる、財運や金運に関わる縁起物とされています。どちらも「ん」が2つ付くことから、運を重ねる=運気がアップものでもあるとも考えられていますよ。黄色いものは金色=財宝を連想させることからも富を得る縁起物とされることが多いようです。

昆布巻

昆布は音が「喜ぶ」に通じることから縁起の良いものとされ、また漢字で「子生」と書けることから子宝祈願・子孫繁栄に繋がると考えられています。

伊達巻・錦卵(錦玉子)

形が巻物(昔の書物)に似ているのことから学問成就や教養を高めてくれる縁起物と考えられています。伊達巻だけではなく、巻いた形の錦玉子も同様に学問関係に繋がる縁起物とする見方もあります。ちなみに伊達巻の“伊達”は洒落ているという意味で、地名の方ではありません。

ちなみに黄身と白身を層にした錦卵。こちらは黄色と白で金銀を表現しているとも、二色と錦の語呂合わせであるとも。何らかの縁起担ぎという意味よりも祝い膳を華やかに演出するために使われている感じもありますが、名前と見た目が良いことから縁起物として親しまれています。伊達巻・錦卵ともに色から金運祈願になるという説もあります。

お多福豆

その呼び名通り、福が多く来ることを願って使われます。お多福豆の名前の由来は姿形がおたふく(福を呼ぶ女性/お多福面)に似ているためと言われますが、同じそら豆を使った煮豆でも富貴豆と言います。お多福豆はそら豆を煮る時に鉄釜または鉄剤を入れるなどして“黒く”仕上げた料理名ですね。このため黒豆と同じく黒=魔除けや長寿祈願に繋がるという点も関係していると推測できます。

焼き物

おせち三段重イメージ

海老・伊勢海老

おせち料理の印象として鯛と並ぶかそれ以上にインパクトの強い海老。おせちに海老が使われるようになったのは曲がった腰や長いひげが老人に見えるということで、腰が曲がるまで長生きすることに見立てた縁起物。そのほか茹でると赤くなることから魔除け・厄除けにもなる、目玉が飛び出していることから「目出度い」に通じるなど複数の意味で縁起が良い食べ物と考えられています。おせちの定番なのも納得ですね。

また伊勢海老は姿が甲冑を纏った勇猛な武士に見える・名前が「威勢」に通じるとして、武士が重用した縁起物でもあります。豪華な食事を演出してくれる高級食材と言うだけではなく、長寿・厄除けに必勝祈願が重なることにもなるため伊勢海老は縁起物としても高く評価されているんですね。

鯛(タイ)

言わずと知れた縁起物の代表格で、めでたいと掛けて「目出鯛」と書かれることもありますね。音だけではなく大きな頭を持った立派な体付き(?)や、邪気を払うとされている赤色をしているなど、ビジュアル面でも全身で「めでたい」を表しているような魚であるとして日本では古くから愛されています。

鯛の中、胸鰭付近に「鯛の鯛(鯛中鯛)」と呼ばれる鯛に似た形をした骨も、江戸時代頃から縁起物として愛されてきました。お財布に入れておくと金運がアップするという言い伝えもありますから、おせち料理に使う方は探してみても良いかもしれません。

鰤(ブリ)・鮭(サケ)

ブリは大きさによって名前が変わっていく出世魚の代表格。立身出世に繋がる縁起の良い魚として、西日本を中心におせち料理によく使われています。冬が一番脂が乗って美味しい、旬の魚でもありますね。

対して鮭は東日本でおせち料理に多く使われています。賛否両論ありますが鮭も出世魚の一つとして扱われていること、川から海に出て再び同じ川に戻ることも縁起が良いと考えられています。ただしサケという音は「避ける」で災いを避けてくれるから良い・「裂ける」に通じるので縁起が悪いと両方の説があります。気になる方は焼いた塩鮭ではなく、割けないように巻かれた新巻鮭を使うようにします。

煮物・酢の物

魚を始めとする動物性食品が多い焼物とは対象的に、煮物や酢の物には野菜類が主体となっています。煮物にも酢の物にも使われる食材もありますので、まとめてご紹介します。ちなみに煮物については縁起物を盛り込むだけではなく、様々な食材を一緒に煮ることから「家族一緒に仲良くいられるように」という願いも込められています。

手綱こんにゃく

手綱こんにゃくは、こんにゃくの中央に切れ目を入れて捻ったものを指します。食感が良いなど料理としてのメリットもありますが、古くは乗馬の際に使う“手綱”を模した食べ物として武家を中心に使われていました。自分自身の手綱をしっかりと引き締めて心や振る舞いを律したり、戦いに備えるという意味ですね。

しかし近年は己を戒めるという意味ではなく、結び目に見えることから「縁結び」の縁起物と考えられています。良縁を願うだけではなく、夫婦円満・家庭円満などの願いを込めて使われることが多くなっています。そのほかに夫婦円満を表すものとして、煮蛤(はまぐり)やサクランボがおせちに使われることもありますよ。

芽出しくわい

こちらも数の子同様に、お正月にしか食べない・見かけないという方が多い食材。くわいはオモダカ科に軍類される水生植物で、食べているお芋のような部分は塊茎。この時期に使われるものは芽が出ていることから「めでたい(目出度い)」に通じる縁起物とされています。また芽が出ること・グングンと伸びていくことから、立身出世の願掛けにも繋がると考えられています。

里芋・八つ頭

小芋をたくさんつけるので子孫繁栄の縁起物とされています。加えて里芋の栽培品種の一つである八つ頭については、名前に末広がりの「八」が付いていることから縁起が良い・人の上を意味する「頭」が付いていることから出世に繋がるという説もあります。

れんこん

穴がたくさん空いていることから「先を見通す」ことに繋がるとされています。またレンコンは一つの花から種が沢山できるため豊穣や子孫繁栄の縁起物としても扱われます。飾り切りした花蓮根は花の後に実を結ぶように、矢羽根レンコンには破魔矢のように“邪気を払う”という願いが込められています。煮物の具として使われる他、酢レンコンとして箸休めの酢の物に使われることもありますね。

お正月のうま煮イメージ

紅白なます

大根の白とニンジンの赤色=紅白で縁起がよいと考えられています。紅白なますの色合いはお祝いごとに使われる“水引き”を表現したもので、平和を祝う縁起物として使われてきた歴史があるとも言われています。ちなみに大根と人参自体は縁起物として使われているわけではないので、最近はパプリカなどを使って作られることもあります。

菊花かぶ

格子状に細かく切れ込みを入れて甘酢に漬け込んだ菊花かぶ。菊は長寿を表す花・おめでたいものの象徴とされています。中央に鷹の爪や梅干しなどを乗せることも多いですが、赤く染める・ラディッシュを使うなどして紅白にすると華やかになりますし、おめでたさもアップしますよ。ちなみにカブそのものが縁起物というわけではなく、加工がしやすい・冬が旬であったという理由が大きいようです。

その他の縁起物

タコ

呼び名が「多幸」に繋がることから、幸福がたくさん訪れて欲しいという願いを込めて用いられます。表面が赤く中が白い=紅白になるというのも、おめでたい縁起物とされるポイント。煮だことして入れられることも、酢漬けとして使われることもあります。様々なレシピに活用しやすいので、洋風おせちでもよく使われています。

紅白がめでたい色代表である理由は、魔除けの赤+神聖な白で厄を払うとも、誕生の赤+死の白で人生を表すからだとか、諸説あり分かっていません。現代の感覚としてはおめでたい雰囲気を出してくれる、縁起の良さそうな色という感じですね。そのほか八本足なので稲(作物)がしっかりと根を張るようにという豊作祈願として使う地域もあります。受験生を中心に英名octopusと引っ掛けて「置くとパス(合格)できる」という新しい縁起担ぎもあるそうですよ。

ちょろぎ

黒豆とセットで使われることのも多い、赤い渦巻き型のお漬物のようなもの。原産地である中国でも不老長寿に繋がる縁起物として古くから食べられていたもので、漢字で書くと「長老喜」に繋がることから日本でも長寿を願う縁起物として取り入れられました。古来赤色は病気なども含む“邪気”を取り払う色と考えられてきましたから、同じく黒色で魔除けに通じる黒豆と組み合わせて使われるのかも知れません。

いくら

いくらも数の子と同じく子孫繁栄の縁起物とされるほか、赤色であることから厄除けになると考えられています。ただし現在のような生のいくらが食べられるようになったのは比較的最近のことでもありますから、赤色がおめでたい・ハレの日のご馳走に相応しい高級品だったという側面もあるでしょう。

梅干し・干し柿

どちらもシワがよっていることから「シワができるまで長生きできますように」という長寿への願いが込められています。また、柿の木も梅の木も長寿を象徴する木とされているのも、選ばれた理由と考えられます。

お雑煮とお屠蘇について

お雑煮のイメージ

おせち料理には含まれないものの、お正月に欠かせない食べ物がもう一つあります。お餅の入ったお雑煮です。一人暮らしの方であれば、おせちは取らないけれどお雑煮だけは食べるという方もいらっしゃるのではないでしょうかたまた食べ物ではありませんが、独特の風味があるお屠蘇(おとそ)もお正月の定番。おせち料理・お雑煮・お屠蘇を合わせて「祝い膳」と呼ぶという見解もあるように、これらはお正月の行事食として切っても切れない関係。お雑煮とお屠蘇にもお正月に食べられる意味・由来があります。

お雑煮の由来・意味とは?

お雑煮の元は、新年を迎えるために年神様にお供えしたものを、無事に新年を迎えられた暁には下ろして自分たちで食べるという風習だったと考えられています。主役となるお餅は古くから神様に捧げる供物であり、人々にとってはハレの日に食べるご馳走でした。年神様をお迎えする際にも、鏡餅を供えますね。

この年神様を迎えるために供えた餅・縁起の良い食材を、元日に一緒に煮込んで食べたのがお雑煮の始まり。雑煮という呼び名も、色々なものを煮合わせたことから「煮雑(にまぜ)」が語源とされています。日本では神様に捧げたものには特別な力が宿るという考え方もありましたから、お供えした鏡餅を食べることで年神様の力の恩恵に預かれる=今年一年を過ごす力を頂くと考えられていたようです。

ちなみにお雑煮が食べられるようになった歴史としては室町頃と言われており、武士発祥の文化とされています。武士達が行った新年の宴会で、雑煮は一番初めに出される酒の肴だったそうですよ。当時の人からすると「雑煮を食わねば新年は始まらん」という感覚だったのではないでしょうか。当初は餅が高価だったため、庶民は餅の代わりに里芋を入れたお雑煮を食べていたのだそうです。それが江戸時代中期頃になると餅を入手しやすくなったことで、一般庶民も餅入りの雑煮を食べるようになりました。

ただし鏡餅を割って食べる“鏡開き”の日という行事が1月中旬頃にあります。鏡開きは江戸時代に徳川幕府の命によって関東での日程が変わっていますから、それ以前から行なわれていたと考えられます。年神様がまだいらっしゃる松の内の間に鏡餅を煮て食べていたかと言うと、疑問が残るところではありますね。当時、具足餅と呼ばれていた鏡餅以外に、元日に食べる用のものが用意されていたのかもしれません。

関西は丸餅・関東は切り餅(角餅)

地域やご家庭によっても違いがありますが、お雑煮のお餅は西日本側では丸餅東日本側では切り餅が主に使われています。丸餅は鏡餅と同様に“円満”を意味すると言われており、雑煮が食べられ始めた頃にはこちらがポピュラーだったと考えられています。対して関東以北で多く見られる切り餅は、のし餅を切ったものであることが「敵をのす」に通じるとして武士が縁起物として使ったと言われています。人口が多かった江戸を中心に、いちいち餅を丸めてはいられなかったという現実的な問題もあったようですが…。

餅の形だけではなく、地域によってお雑煮の作り方も様々。焼いた餅を入れるか・茹でた餅を入れるかでも論争が起こりそうな感じですし、すまし汁か白味噌かなど汁部分でも地域差があります。赤味噌を使う・小豆汁に入れるという地域もありますし、丸餅は丸餅でもあんこ入り……などなど。同じ地域でも家庭によってまた違いが出ますから、正統派にこだわらず自分の好きなお雑煮を作ってみてはいかがでしょうか。

お屠蘇とは?

何とも言えない独特の味がするお屠蘇。こちらは5〜10種類くらいの生薬を漬け込んだ薬酒(薬草酒)の一種ですが、材料を揃えて漬け込むのではなく販売されている“屠蘇散”を使って作ることがほとんど。嗜好品と言うよりも、漢方薬のお仲間・健康酒の一種という感覚ですね。ただし使用される生薬は少量であり、刺激の強いものは除外されていますので、薬効は期待しないほうが良いでしょう。

お屠蘇は一年の邪気払い・延命長寿を願って飲まれています。正式名称も“屠蘇延命散(そとえんめいさん)”ですから、長寿を願って飲まれていたことが窺えますね。お屠蘇は雑煮よりも古く平安時代頃からお正月の宮中行事で用いられていましたが、一般庶民まで広く浸透したのは江戸時代頃とされています。飲む時は一人ずつ杯を持ってではなく、家長が酌をして若い人から順に杯を回すというのがポピュラー。しかし順番や飲み方は地域や家庭によっても異なりますから、作法を気にしすぎる必要も無いでしょう。お酒が飲めない方や未成年は口をつけるだけにします。

参考サイト:紀文ミドルエッジお雑煮|日本文化いろは事典

おせち料理に使われている縁起物は地域色の強いものを含めるともっとありますが、定番的なのはこんな感じです。全部は作らない・食べきれないから要らないという場合も、厄除けであれば赤もしくは黒いもの、出世したい人は鰤や八頭、受験生の方がいれば伊達巻、金運アップにはきんとんや柑…など欲しい運気にちなんだ料理を中心にピックアップしても良いかも知れません。

ちなみに私は一人暮らし+仕事を始めた当初は、お雑煮だけでした。下っ端社会人にお一人様おせちを注文するゆとりはありません(苦笑) が、おせち以上にお雑煮って大事だったんだなと分かって、少しホッとしています。我が家のお雑煮には具がほとんど入っていませんが、お餅以外にも縁起物や青菜を入れると良いそうなのでチャレンジしたいと思っております。